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天衣無縫——第68代横綱朝青龍引退について思うこと。

朝青龍朝青龍 の引退会見から一週間たった。
そこで、その間に考えたことをいろいろと書こうと思う。

まず、解雇…と言う最悪の処分を免れるために引退というのはやむを得なかったのだろう。だが、度重なる不祥事となると、報道されていないだけで過去の横綱やほかの力士にもあったはずだ。例えば、もう古いが時津風部屋力士暴行死事件時津風部屋力士暴行死事件 なんかは、角界の古い体質の現れだろうし、酒の上でのトラブルだって同じ。ただ、朝青龍は日本人力士にはない…と言うか、角界では土俵上で感情を露わにしたり、取り上げやすかっただけにマスコミの取材という名の暴露合戦の標的になったのだと思う。

個人的な主観だが、先場所でのいわゆる暴行事件だが…被害者が暴力団に繋がっているとかいろいろとと憶測はあるようだが、「がんばってください」という言葉そのものが悪かったのではないだろうか。
「がんばる」という言葉が嫌いだ。そして、「がんばれ」と言う言葉には嫌悪すら覚える。
なぜか? それはとても無責任な言葉だと思うからだ。確かに「がんばれ」という言葉は応援や声援であるだろう。だが、かけられる方にしてみたらだろうだろう? 彼らは目的のために最善の努力をし、最高のパフォーマンスをしようとしているはずだ。それなのに、気軽に応援、声援で「がんばれ」と言われたならば、朝青龍のようにキレてしまうひともいるかも知れない。もし、暴行事件の現場で、「優勝してください」だったら結果は違ってたかも知れない。いまさら「たられば」になってしまうのだが、声援のかけ方で違っていたかも知れないと思うと、残念でならない。
だから、個人的に出来るだけ応援の時は「がんばれ」と言う言葉は使わないように心がけている。応援だけじゃなくて、何かをしようと思っている人、何かをしていて行き詰まっているひとに対しても。誰もがその人なりの努力をし、考えているのだから。無責任とも言える「がんばれ」はなにか違うのではないか…と思うのだ。

朝青龍は、モンゴルの平原を舞う、鷹のようだと思っていた。土俵の外では天衣無縫、自由に…そして気ままに行動しているように見える。が、ひとたび土俵に上がると目つきが変わる。特に仕切りの時間切れ、最後に気合いを入れる仕草などは獲物を見つけ、ダイブする瞬間の猛禽のように感じられた。もう、あの姿が見られないのだと思うと、悲しいし、寂しい。朝青龍は角界だけで収まるような器ではないと思う。が、どんな形でも良いから、朝青龍が活躍してくれることを願う。

高砂親方を責める発言もあるが、五十歩百歩ではないだろうか。高砂親方の指導力に関しては、あの性格だからこそ、朝青龍は自由にやれたのではないだろうか。その点に関しては高砂親方を責められないと思う。だが…力士として朝青龍が尊敬出来たり、親しんだかどうかは別だ。もし、高砂親方を尊敬出来ていたならば、こんなことにはならなかったのかも知れない。そして、非常に残念なことだが、高砂親方は横綱を指導…或いは教育出来なかっただろうと思っている。横綱が日頃受けるプレッシャーに関しては横綱経験者にしか解らないだろう。Twitterでは呟いたのだが、相撲教習所があるのなら、横綱教習所も作ってしまえばいいのだ。相撲協会には横綱経験のある親方も多いことだし、横綱に求められるものや、横綱だからこそ感じる重圧などを経験者の視点から新横綱に教えていけば、外国人横綱がこれから増えるだろうから角界や横綱審議委員会の求める品格ある横綱を作っていけるのではないだろうか。まあ、そうなると良い子ちゃんの横綱しかいなくなってしまって面白くなくなるのだろうが。

最後に、朝青龍の特別功労金だが、1億越えでも問題無いと思う。特にテレビCMに多く出演し、協会にかなりの金をもたらしただろうからその点は評価されるべきだ。
朝青龍だからこそ、ファン太郎なんていうキャラクターをやれたのだろうから。今、角界にあんなことをやってくれそうな、或いはなんでもやってくれそうな力士がいるだろうか? いないと思う。69代横綱白鵬がCMに出ているが、オフィス機器のCMで真面目っぽいものだ。朝青龍ほど多彩なキャラクターを見せ、やってくれた力士は今後現れないかも知れない。そうだとしたら、朝青龍を失った相撲協会はどういう力士をCM界に売り出していくのだろう。逆に言えば、CM界が求めるような力士を育てられるか…と言うことでもあろう。

なんだかんだ言って、朝青龍が好きだった。
今はただ、お疲れ様…とだけ言いたい。

聖者が覇者になった日。第44回スーパーボウル

WordPressにいろいろとプラグインを入れた。主にセキュリティ系とか最適化系だ。その辺はまあ、そのうちに。

ともかく、第44回スーパーボウルが終わった。
AFCからはデコ兄ことペイトン・マニングのIndianapolis。NFCからは2005年、シーズン直前にハリケーンカトリーナで街の大部分が水に覆われ、ホームスーパードームも被害を受けたNew Orleansだ。
結果は…そう、チーム史上初のSuper出場を決めたNew Orleansが覇者となった。

New Orleansはチーム名をセインツという。これはチームがリーグに承認された日が諸聖人の日1だからだという。そして、有名なジャズの名曲「聖者が街にやってくる」をオフィシャルソングにしているという。

ハリケーンカトリーナによる被害は大きかった。被害の前後、その様子はGoogleEarthの航空写真などからもその被害の様子がはっきりと解るほどだった。
それから4年…。ここまでやってこられたのは06年、肩の故障でSan Diegoから移ってきたQB、ドリュー・ブリーズのおかげもあっただろう。
ブリーズはNew Orleansに移籍してから、4年連続でパス4000ヤード以上を投げている。攻撃面で強いリーダーシップを発揮し、今年は特に好調のようだった。
そして、カトリーナによる被害がチームの結束を高めたという。

それらの集大成が今回のSuper制覇に繋がったのだろう。

スーパーボウルは面白くて、だいたい10年前後でAFCとNFCの強弱が交代する。2000年代はNew Englandを代表とするAFCの時代だった。その前はNFCの時代だった。と言うことは、これからの10年はもしかしたらNFCの時代となるのかも知れない。
実際にどうなっていくのか、見守らなければならないが、個人的にはその中でBaltimoreが…出来ればルイス様が引退する前に制覇して欲しい。

けれど、Baltimoreはフラッコをここまで育てたQBコーチがOaklandのオフェンスコーディネイターに就任する。代わりに、新しいQBコーチは全WashingtonのHCが就任することになっている。HC経験者がどうフラッコを成長させてくれるか楽しみではある。
全てはもう、始まっていると言っても良い。

2010年シーズン、どのチームがレギュラーシーズンを勝ち抜き、ポストシーズンへ駒を進めるのだろうか。そして、Superを制するのだろうか。
出来ればBaltimoreがそうであって欲しいが、どのチームにも可能性はある。…Detroitはちょっとないだろうけど。

ともかく、これで09年シーズンが終わった。次のシーズンを楽しみにしよう。

…けど、やっぱり来週プロボウルがないって言うのはちょっと違和感があるよなぁ。

  1. 日本では万聖節と言う []

プロボウルが終わったけど、なんか、変…

ものすごく変な感じだ。
これまで、プロボウルはSuperのあとに行われてきたから、プロボウルでNFLのシーズンが終わり…と認識してきたけれど、今年からプロボウルのあとにSuperというスケジュールだから、ちょっとだけ変な気がする。約20年、そうやって観てきただけに違和感を覚えるのだ。

それに、Superに出場するIndianapolisとNew Orleansの選手がプロボウル出場を辞退する…なんてこともあって、これまでのプロボウルらしさを感じられないというのもあるのかも知れない。まあ、いくらお祭りとは言え、合同練習があったりとか、Superに向けてコンディションを…と考えると辞退するのは当然とも言えるのかも知れないけれど、トッププロが集まって、Superとは違うNFLの祭典と思ってきたのが違ってしまったのはちょっと残念だ。

とは言え、AFCが勝利し、プロボウルでの戦績を20勝20敗と五分に戻せたのは良かったかな?

個人的には、2000代を代表する、選手を集めたオールディケイド・チームのディフェンスチームにルイス様とエド・リードが選出されたことが嬉しい。
ルイス様はまだまだやれるし、今期限りで引退するかも知れないエド・リードもしっかりと選ばれているのも嬉しい。今はClevelandにいるけれど、元Baltimoreのジャマール・ルイスもRBとして選出されている。寂しいもののこれも嬉しい、うん。

さて、これであとはSuperを残すだけ。
今年はどんなゲームになるのだろう?
Superらしい素晴らしいゲームであることを期待したい。

デコ兄強すぎ。次はSuperだ! …の前にプロボウルか。

カンファレンスチャンピオンシップゲームが終わった。
今シーズン、AFCはIndianapolis対New York Jets、NFCはNew Orleans対Minnesotaという対戦。

まず、AFCだが、NY Jetsは奇しくも昨シーズンの我がBaltimoreと同じように新人HCにルーキーQBと言う組み合わせでプレイオフを勝ち上がり、ルーキーQBのマーク・サンチェスがフラッコと同じ、ルーキーとしてプレイオフ2勝と言う記録を作った。でも、フラッコの方が先にNFL記録を作ったんだもんね—。まあ、BaltimoreはNY JetsにディフェンスコーディネイターのライアンをHCとして引き抜かれたんだけど。
ともかく、そんな状況で、Indianapolisとの対戦を迎えたNY Jets。さすがにカンファレンスチャンピオンシップゲームと言うべきなのか、プレッシャーもあったのかも知れない。それに対してIndianapolisは慣れていると言うこともないだろうが、デコ兄がプレイオフ通算7度のパス300ヤード超という新記録を打ち立てるおまけまでついた。なんというか、さすが天才としか言えない。そんなわけで、AFCからはIndianapolisがSuperに出ることが決まった。

次にNFC。なんといっても2005年大型ハリケーン・カトリーナでホーム、ルイジアナ・スーパードームも被害を受け、ホームでゲームを開催出来なかったNew Orleansがここまで上り詰めてきた事が特筆すべき事だろう。もう一つは、やはりMinnesotaの鉄人、ブレッド・ファーブかな。ファーブは同い年なだけにどこまでやれるかは注目していたのだけれど、ここまで来るとはね。さすが、と言うべきかも。
このNFCの対戦は対照的とも言えて、New OrleansはSuperに一度も出場したことがない。対するMinnesotaは4度出場し、4度敗退している。伝統のディフェンス、パープル・ピープル・イーターは健在だし、ファーブの統率力もあるから、手強い相手になる。
そして…結果はNew Orleansが勝利。チーム初のSuper出場となった。これは素直に賞賛しないと。
なんといっても2005年はカトリーナの影響でホーム開催試合が全部つぶれ、一度もSuperに出場したことのないチームがようやく晴れの舞台に立つのだから。って、あれ? 昨シーズンのArizonaもNFCから初出場だったよな?
NFCは二年連続でSuper未出場のチームが勝ち上がってきたと言うことになるのか。なんか面白い偶然だな。

昨シーズンまでは、1週空けてSuperという流れだったのだけれど、今シーズンから次週にプロボウルという流れになった。しかも開催地は選手達に人気のあるハワイではない。開催地はSuperと同じMiamiだ。この経済効果は大きそうだけれど、スケジュールの変更は感覚的になんか変。ずっとSuperの後にハワイで…と思っていたからなぁ。
そうそう、プロボウルと言えば、なんといってもルイス様。今年度も選出され、通算11度の出場となる。これはNFL記録だ。これも素直に喜ぼう。とは言え、Sエド・リードが今期限りで引退かも知れないとも言われているから、来期のBaltimoreセカンダリーがちょっと心配。

ん〜…ともかく、これでSuperに出場するチームが決まった。もちろん、AFCファンであるからIndianapolisを応援するが、Superに相応しいゲームであることを期待する。

ディビジョナルラウンド敗退。Baltimoreのシーズンは終わった…

予想どおりといえば予想どおり。
立ち上がり、1QtはBaltimoreもIndianapolisも1FGづつの得点だった。
が…2Qt、デコ兄のパスが飛ぶ飛ぶ…。結局2Qtで2TDを上げられ、大きく突き放される。まあ、Baltimoreはセカンダリーが弱めだし、果敢にブリッツに幾分ミドルゾーンが空き気味になりやすい。そして、Indianapolisの攻撃を主導するデコ兄ことペイトン・マニングは現代最高のパサー。ミスマッチと言えばミスマッチなので、どこまでケア出来るかが課題だったと言えるだろう。2Qt以外はなんとか抑えたものの、やはり2Qtで2TDを上げられたことがゲームの流れをIndianapolisに傾けた。

BaltimoreとしてはランディフェンスNFL24位のIndianapolisを地上戦でごりごりと押していくべきなのだろうが、やはりディビジョナルラウンド。Indianapolisもかなりランディフェンスに気を遣ったように思える。ま、ここまで来て弱いままでは勝ち上がっていけないけどね。それとも、パスが有効と見ての指示だったのかどうか解らないが、どうもオフェンスがちぐはぐ。とりあえず、ラン獲得ヤードでは上回ったものの、それ以上にトータル、パスで負けている。しかし、最終的にものを言ったのは反則による罰退とターンオーバーだろう。
攻め込んでインターセプトを食らったり、ファンブルリカバーされたり、3回もターンオーバーを食らえばいくらなんでも流れは取り戻せない。セイフティ、エド・リードが2INTしたけれど、2本目はディフェンス側のパスインターフェアランスでINTはなかったことにされたし。アレが反則がなければ流れをつかみかけたんじゃないかと思えるだけに惜しい。とは言え、今更だし、たら、れば、だしね。

とりあえず、Baltimoreのシーズンはこれで終わった。
ハーボーHCとフラッコによって2シーズン連続でプレイオフに進出出来たことは大きな事だ。
来シーズン、Baltimoreがどうなっているのかを楽しみにしながら、Superまでの課程を楽しもう。

そして、お疲れ様、Baltimoreの全関係者。